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高額賞金だけじゃない 香妻陣一朗が感じる「LIVゴルフ」の"みんながハッピーになる仕組み" (2ページ目)

  • 古屋雅章●取材・文 text by Furuya Masaaki
  • 村上庄吾●撮影 photo by Murakami Shogo

【日本チーム設立の噂も?】

――チーム戦の導入もLIVの特長ですよね。

 僕たち選手同士は、技術面もアドバイスし合ったりするので、そういうところから吸収できることも多いです。見る側の人たちにとっても、自分の国の選手がいるチームを応援したり、お気に入りのチームのグッズを買って応援したり、そういう楽しみ方があると思います。オーストラリアで開催された時は、キャメロン・スミスが所属するオーストラリアチームへの人気がすごかったですね。

――日本チーム設立の噂もあるそうですが。

 ゆくゆくは日本チームを作りたいとLIVも考えているように思います。

 日本での試合開催に向けても動いていると思うので、それに向けて日本チームを作って、というのがLIVの考えとしてあるんじゃないでしょうか。

――アメリカ、アジア、中東など世界を回る、まさしくワールドツアーですが、何か困ることはありますか?

 本当に世界中のいろいろなコースに行くので、芝も違ったり、気候も違ったりで、まあ、大変です(笑)。最初はクラブも日本で使っていたままのセットをひとつ使っていたんですが、芝の硬さ次第でコンディションの差が出てくるので、今は常に2セットを持って行って、コースに応じてクラブを替えています。

 それと、困ったということではないのですが、今年は特にシンガポールが暑かったので、それはこたえましたね。

――その分、ホテルが良かったとか。

 シンガポールのホテルは良かったですね。すごく高級な部屋をとってもらえたんですよ。そういった面では助かりました。

――飲食はどうですか? 香妻プロはお酒もお好きらしいですが、例えば中東シリーズの時はお酒が飲めなくてきつかった、などは。

 試合の期間中は日本にいる時も飲まないので、1~2週間なら飲まなくても大丈夫です。ずっとそこにいるとなると、さすがにきついですけどね(笑)。

 それより、僕は日本食が好きなので、朝食で毎回、パンに卵にベーコンだとさすがにしんどいんです。日本からパックのご飯と、(契約スポンサーの)マルハニチロさんからいただく缶詰を持っていくんですが、大好きな「さんまのかば焼き」の缶詰を食べていたら、外国人選手から「なんだソレ!」と衝撃を受けられました。缶詰を食べる習慣がないみたいで、「キャットフードを食べているのか」と誤解されていました。「いや、これ魚だから」って言うと、「やっぱり、キャットフードじゃねえか」って(笑)。

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