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有村智恵が語る盟友・原江里菜との運命の電話と現在の私生活「家事はほとんど旦那さんがやってくれる」 (3ページ目)

  • text by Sportiva

【SNS時代の子育てに必要なのは"自己肯定感"】

――私生活のお話をお聞きしたいのですが、旦那さんはどんな方ですか?

 とにかく優しい人です。基本的に全部を受け入れてくれるし、応援もしてくれています。妊娠中、(私は)毎日家でダラダラしていたんですけど、さすがに何もしていないから、ご飯ぐらいは作ったほうがいいかなとか、明日も向こうは仕事で早いけど、私は明日も何もないから、洗濯やお皿洗いをしたほうがいいよなと思ってやろうとしたら、「いいよ、いいよ、座ってて」みたいな感じで言ってくれていました。

 (パートナーが)妊娠中は、働いている旦那さんが家のことも全部やることが当たり前だと言ってくれる人です。出産後の今でも、料理以外の家事はほとんど旦那さんがやってくれています。

――いい旦那さんですね。ゴルフはプレーされるんですか?

 やりますね。家庭内のパワーバランスは近しいですけど、ゴルフだと私がずっと上です(笑)。(スコアが)100を切ったら、「すごかったね!」みたいな感じの人です。

――そして先日、双子のお子さんを出産され、新しい家族が増えましたね。おめでとうございます!

 ありがとうございます。今はまだよく寝てくれていますし、ミルク以外でそんなに泣くこともありません。でも、歩き始めて目が離せなくなったら、大変なんでしょうね。

――母親になって、ご自身の変化はありました?

 まずは、物事を全部うちの子だったら自分はどうするべきか、という視点で考えるようになりました。それこそ、スポーツを見ていたりすると、うちの子がこうなったらうれしいなって思いますし、応援してあげたいなって思います。けど、逆に事件のニュースなどを見ると、(自分の子が)そういったことに巻き込まれないようにするには、どういう教育が必要なんだろうかとか、すべてにおいて「(自分が)親だったらどういうふうに思うか」を考えるようになりました。

――これから先、お子さんをどう育てていきたいですか?

 これからの時代を生きていかなければいけない子たちなので、先ほどのSNSの話じゃないですけど、まずは自己肯定感をしっかり高めてあげたいなと考えています。SNSのおかげで、今までは見えなかった人の意見が見えるようになった世界だから、自己肯定感を高めるためにもしっかりと愛情を伝えていきたいですね。

「有村智恵のCHIE TALK」 次回は8月27日(火)に更新予定

【Profile】有村智恵(ありむら・ちえ)
1987年11月22日生まれ。プロゴルファー。熊本県出身。
10歳からゴルフを始め、九州学院中2年時に日本ジュニア12~14歳の部優勝。3年時に全国中学校選手権を制した。宮城・東北高で東北女子アマ選手権や東北ジュニア選手権、全国高校選手権団体戦などで優勝。2006年のプロテストでトップ合格。2007年は賞金ランク13位で初シードを獲得した。2008年6月のプロミスレディスでツアー初優勝。2013年からは米女子ツアーに主戦場を移した。16年4月の熊本地震を機に日本ツアーへ復帰。2018年7月のサマンサタバサレディースで6年ぶりの優勝を果たすなど、JLPGAツアー通算14勝(公式戦1勝)をあげる。
2022年に30歳以上の女子プロのためのツアー外競技「LADY GO CUP」も発足させた。
2022年11月に、妊活に専念するためツアー出場の一時休養を表明。2024年4月に双子の男の子を出産した。

◆インタビュー動画はこちらから
https://youtu.be/ia4cne3QnLU

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