有村智恵が語る盟友・原江里菜との運命の電話と現在の私生活「家事はほとんど旦那さんがやってくれる」 (2ページ目)
【SNSには怖いところもいいところもたくさんある】
――ツアー転戦が続くなか、気を付けていたことやルーティンなどがあれば教えてください。
睡眠をすごく大事にしていたので、ポータブルマットレスと枕は必ず持ち歩いていました。朝はスタートの4時間前に起きて、2時間半前には試合会場に入って、ストレッチとアップをして......、とルーティンは決まっていましたね。
気を付けていたことは、根本的なことですけど、体を冷やさないこと、(体を)固めないことです。ゴルフはクラブを前に持つ形での前傾姿勢でいることが多いので、長時間練習していると前傾が強くなりすぎちゃうんです。なので、練習中も数分に一度はちゃんと背筋を伸ばすとか、ちょっと肩をストレッチすることは意識していました。
――ツアーを回っていて大変だったことは?
楽しかったことのほうが多かったな、と今は思いますね。特に日本のツアーでは大変だなと思ったことはあまりないんです。アメリカは大変でしたけど、日本は試合後に一度家に帰れますし。
――移動中はどう過ごされていました?
若い時はスマートフォンがなかったので、本読んだり、雑誌を読んだり......。それこそ「スポルティーバ」も空港で買って読んでいました。今はスマホがあるので、そういう時にインスタグラムの投稿を作ったり、長文を書いたりだとか、ですかね。最近だと「LADY GO」(ツアー外競技)や他の仕事も増えているので、移動中に作業をすることが多くなりました。
――有村さんと言えば、SNSをうまく活用されているイメージがありますが、SNSに対する向き合い方も変わりましたか?
変わりました。最近、SNSには怖いことが多くて、昔は何でもかんでもポンポン載せられていましたけど、今はこれを載せたらこう言われるんじゃないかとか、(心配になることが)あまりにも多すぎて。最近は投稿するとしても、何回も書いては消して、を繰り返した挙句、結局絵文字だけとか、そもそも投稿しないでおこうとなっちゃうことも多いです。
ただ、SNSにはいいところもたくさんあって。昔はメディアの方に取り上げていただけない限りは、ファンの方々に言葉を伝える方法がありませんでした。しかも、メディアの方に伝えた言葉をそのまま書いていただけるわけじゃないので、自分の言葉じゃなくなったり、ニュアンスが変わってしまったりして、そこで自分自身が悩むことも多かったんです。
今は、誰でも自分の言葉を直接皆さんに伝えられるし、メディアの方々がピックアップしてくださらなくてもファンの方々とつながれる時代なので、いいところだけを楽しんでおこうと思って向き合っています。
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