【木村和久連載】メンバー入りして心機一転も、思いどおりにいかぬ「第二のゴルフ人生」

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

木村和久の「新・お気楽ゴルフ」
連載◆第20回

 今思うと、自分のゴルフ全盛期にメンバー倶楽部の競技会に参加し、優勝したり、そこそこの成績を収めたりしたことは、かなりの自信になっています。

 現在、「夢よ、もう一度」とばかりに3回目の会員権を購入。メンバー入りして第二のゴルフ人生イコール、"セミリタイヤ・ゴルフ生活"を送ろうと画策中です。

 ところがどっこい、仕事がわりと忙しいうえ、ゴルフの腕前が思った以上に上がらず、一歩前進、一歩後退......って、まったく進んでおらんがな。

 とまあ、地味に過ごしているのが現状です。今回はそんなゴルフライフについて、ご報告したいと思います。

(1)会員権購入
 約30年前に1450万円でゴルフ会員権を購入したのですが、今思い返すと、余りにも無謀でした。1200万円のローンを組んで、利率は年9.5%。総支払額は約2400万円......って、倍じゃん!

 しかもこれ、倶楽部の親会社の経営不振で、泣く泣く売ることに......。退会届けを出したら、会員権の額面1000万円が戻り、450万円ほどの損となりました。それでも、当時は「軽傷で済んでよかったね」と言われたものです。

 時は変わって現在、茨城県でちょっと遠いのですが、24万円の入会金のみの支払いでメンバーになりました。この金額の差が、平成と令和の違いですよね。なんて、安いんだろう。

 とはいえ、これが値段に見合わず、コースは平らで広く、知っている人からは「なかなかいい買い物をした」とお褒めの言葉をいただいています。

 さあ、きっかけはつかんだ。クラブ活動をやるぞ! というのが現在なのですが、先にも触れたとおり、多忙とゴルフのスランプなどがあって、なかなかホームコースでのラウンドには行けていないのです。

(2)ホームコースに行けない
 まず仕事の話ですが、出版界は紙の印刷物が減り、電子出版が大躍進しています。仕事量は増えていますが、自転車操業であることに違いはなく、なかなかゆっくりする時間がとれません。

 そしてゴルフですが、一応ゴルフ雑誌の仕事をやっているので、それ絡みでゴルフをする機会は多いのです。加えて、コロナ禍が落ちつきを見せて、誘いのラウンドやコンペが増えているのが実情です。

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