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【木村和久連載】ゴルフ『リア充』宣言のススメ。スコアや飛距離の呪縛から逃れよ! (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

(3)場違いなところには行かない。自分のテリトリーを決める
 誘われたからと言って、間違っても高額なコンペに参加しないし、若い飛ばし屋グループともラウンドしない。そうやって、自分のテリトリーを決めておくことが大事です。

 若い頃は大きなアマチュア競技にエントリーして、酷い目に遭いました。成績が下から何番目で、辛うじて最下位は免れましたが、なんでそんな試合にエントリーしたんだろう......。いまだもって謎です。

 他にも、友人に誘われてホイホイついて行ったら、飛ばし屋の多いコンペだったことがありました。しかも、スコア至上主義の方々の集まりで"下手な場違いなオジさん"扱いをされて、とてもしんどかったです。これも、時間とお金の無駄でした。

 こういうつらい思いを経て、今はよっぽどじゃないと新しい集まりには参加しません。もし行くとしたら、とことん調べて安心してプレーできると確信が持てたら行きます。

 じゃあ、ゴルフの集まりは減る一方じゃん。確かに、そうなります。私の場合、代わりに『ひとり予約』のゴルフに参加しようかと思っています。

(4)上を見たらキリがない

 上手な人たちの世界を覗けば、それはそれでいろいろと悩みはあります。

 ハンデ5ぐらいになってみなさい。そうやすやすと80台は叩けません。他のアベレージアマとラウンドする際に「ハンデ5ですか。すごいですねぇ~」なんて言われたら、相当なプレッシャーがかかります。

 以前、そういったうまい方々とラウンドしましたけど、こっちは気楽なもんですよ。"褒め殺し"をしておけばいいんですから。

 そうすると、たまたまこっちがパーを続けて、相手の調子が悪くてハーフ42ぐらいでスコアが拮抗してしまうことも。したらば、相手は真っ赤な顔をしてふくれっ面となり、機嫌が悪くなる。「こんなアマチュアに負けられない」と、自分を追い込んでしまうんですな。

 どうです? うまくなると、ストレスやプレッシャーが半端ないです。アベレージゴルファーでいるほうがラクだと思いますよ。

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