渋野日向子、ポアナ芝に泣くも「神アプローチがあった」。米ツアーで戦う「引き出し」は増えている (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko

 今季から米ツアー本格参戦を果たし、ここまで出場した6戦すべてで予選を突破(出場1戦目のHSBC女子世界選手権と2戦目のホンダLPGAは予選カットなし)。4日間のラウンドをきちんとこなし、渋野は一戦ごとに自らの"引き出し"を増やしていることは間違いない。ポアナ芝のグリーンに対応できる日もそう遠くはないだろう。

「ここまでの戦いを振り返って? 自分のゴルフに対しては、トップ10が3回というのは予想外。もうちょっと苦労するかなと思っていたけど、ショットに対しては昨年よりも自信が出てきたし、振りきれるようになった。おかげで、4日間いいプレーができる大会もあるし、(来季の出場権に関わるCMEグローブ・)ポイントランキングでもいい位置にいられる(4月25日現在、20位)。

 そういう意味では、気持ち的にはラクになりましたけど、ここから全部予選落ちしたらやべぇ~から(苦笑)。このまま(ポイントランキングの)いいところにいられるようにしたい。

 その点、こうして予選を通過して1ポイントでもとれればいいかな。とりあえず(来季の出場権が得られるポイントランキング)80位以内というのをクリアするため、(今後も)予選落ちをしたら、ダメ。(ポイントが少ないのは)悲しさはあるけど、ないよりいいです(笑)」

 アメリカに渡ってわずか数カ月だが、着実に成長を遂げている渋野。世界でもトップレベルの"爆発力"を秘めていることを思えば、今後も彼女のプレーから目が離せない。

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