2020.12.17

4日間の言葉でわかる渋野日向子の現状。全米女子で感じた大いなる可能性

  • text by Sportiva
  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko

 昨年、海外メジャーの全英女子オープンを制した渋野日向子が、またも大舞台で躍動した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で12月に延期された全米女子オープンで、最終日をトップで迎えるなど世界トップレベルを相手に再び優勝争いを展開して見せた。

 最終的には、優勝した韓国のキム・アリムが最終日にスコアを伸ばすなか、渋野はスコアを落として4位に終わったが、テレビ画面を通して声援を送っていた日本の多くのファンを魅了。渋野はあらためて、海外メジャーで戦える選手であること、それも優勝を狙える選手であることを、広く知らしめた。

全米女子オープンを4位でフィニッシュした渋野日向子。photo by Getty Images全米女子オープンを4位でフィニッシュした渋野日向子。photo by Getty Images  シーズン当初は思うようなゴルフができず、不本意な結果が続いていた。連覇を狙った全英女子オープンでは、あえなく予選落ちを喫した。それでも、その後に挑戦した米ツアー4試合ではすべて予選突破。さまざまな経験をして、いろいろなことを吸収した。

 そして、日本ツアーに復帰してから、徐々に結果を出し始めていく。大王製紙エリエールレディスで5位、JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップで3位タイという成績を残し、この全米女子オープンに向けては、上り調子で迎えることができた。それは大会前、終始リラックスした表情を見せていた渋野の様子からも、大会への抱負を語る言葉の節々からもうかがえた。

「(日本ツアーを終えて)結果的には調子を上げてきたように見えるかもしれませんが、というよりは、新しい自分を作り上げていくために、すごく心もリフレッシュされていて『またイチから』という感じにある。そう考えると(そこから)すごくいいスタートを切れているというか、ゴルフに対して初心に帰れているというか。