【木村和久連載】キャディー付きのラウンドはどうやって満喫すべきか (5ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 この前は、青森出身の若いキャディーさんが付いて、地元の話とかで大いに盛り上がりました。高校に求人票が来て「東京に行ける!」と思って、大手のゴルフ場会社に応募したら、配属が都心から離れたゴルフ場だったので、「地元と変わらない!」と憤慨したとか、そんな話もしていました。

 ゴルフをやっていて、同伴メンバーがお堅い人だったりする場合、あまり夜遊びの話もできないでしょ。そういう時は、キャディーさんをいじって、ゴルフ場のエピソードや"あるある話"をすると盛り上がります。

 バブルの頃は、どこのコースも予約が取れなくて、キャディーさんと知り合いになって、キャディーさんに頼んで予約を取ってもらう方法がありました。そういうコミュニケーションがあった時代が懐かしいなぁ~。

 とにかく、キャディー付きのラウンドがあったら、いろいろと話を聞くと、意外に面白い話をしてくれますから、セルフプレーの時とはまた違うラウンドが楽しめるかもしれませんよ。

『黄昏ゴルフ倶楽部~夢で会いましょう』好評発売中!
原作:木村和久 作画:玉城晃/ヒロカネプロダクション 監修:弘兼憲史
出版社:双葉社 定価:630円(税別) 週刊パーゴルフ連載中
◆収録作品
(1)夢で会いましょう
ひょんなことから、「ひとり予約」のサイトを使って、某ゴルフ場でのラウンドエントリーをした藤原隆一。おばあさんとの組み合わせでプレーする予定だったのに、コースに行くと、そこには美人親子が待っていた。さあ、その後の展開はどうなるのか?
(2)ラストショット
元の会社の上司が人生最後のゴルフコンペをすることに……。そこに集う、さまざまな人たちの人間模様を浮き彫りにしながら、元上司はどんなラストショットを打つのか。そして、そのショットに込められた意味を解いていく。

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木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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