2020.09.24

「日本が大好き」今年最初の
メジャーを制したコリン・モリカワとは?

  • 武川玲子●文 text by Takekawa Reiko
  • photo by Getty Images

「ボクは日本が大好きです!」

 初出場の全米プロ選手権(8月6日~9日/カリフォルニア州)で強豪トッププロを退けて、メジャー初制覇を遂げたコリン・モリカワ。勝利後に日本への思いを聞いてみると、人懐っこい目を細めて笑顔でそう語った。

8月に行なわれた全米プロ選手権を制したコリン・モリカワ 一時は首位に7人が並ぶ大混戦となった全米プロ。最終日の熾烈な争いのなか、C・モリカワは14番(パー4)で15ヤードのアプローチを直接カップに沈め、チップインバーディーを奪って1つ抜け出した。

 そして、勝負を決めたのは、距離の短い16番パー4だった。この日は、グリーン手前にカップが切られ、ピンまで294ヤード。幸運にもC・モリカワにとっては、ドライバーで1オンが狙える距離だった。

 彼がドライバーで放ったボールは、グリーン手前から転がっていって、ピン手前2mに1オン。このパットを慎重に沈めてイーグルを奪い、後続を引き離した。

「16番は1オンを狙うつもりではなかったけど、今日のピンまでの距離が(ボクの)ドライバーショットとちょうど同じだった。それで、『これは狙うべきだ』と決めた」

 冷静な判断力を持ち合わせるC・モリカワは、その後の17番、18番を手堅くパー。最終的には、2位タイのダスティン・ジョンソンらに2打差をつけての完勝だった。メジャー挑戦はわずか2戦目ながら、最後まで落ち着いたプレーを披露。23歳で早くもメジャーチャンピオンの仲間入りを果たした。