【木村和久連載】感染対策、格安パック...。
最近のゴルフ旅行の諸事情

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

◆美女プロゴルファー臼井麗香インタビュー>>

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第271回

 せんだって、新型コロナウイルス感染拡大の第2波が来るちょっと前、沖縄へゴルフの取材に行ってきました。タイミング的には微妙なところでしたが、変更不可のチケットを取っていたので、決行することにしました。

 結果的には、間一髪セーフでした。なにしろその直後に、沖縄県の米軍基地でクラスターが発生。また、同県内での新規感染者数が一気に増加して、県独自の「緊急事態宣言」発令にまで至りましたからね。

 私たちが行った時は、そこまで深刻な状況ではありませんでしたが、東京では徐々に感染者が増えていたので、取材現場は緊張感が漂っていました。「エメラルドブルーの海がきれい」などと、SNSでつぶやく余裕もありませんでしたね。ともあれ、徹底した感染防止策を施して、東京に戻って来てからも体に異変が起きていないので、安堵しております。

 それにしても、沖縄県での感染拡大のスピードには驚きました。今となっては、ヒステリックになっている方もたくさんいるようで、当分沖縄には行けませんね......。

 ヒステリックと言えば、元体操選手で金メダリストの森末慎二さんは、宮古島に別荘を持っているのですが、地元の住民の方から「東京に帰ったら、こっちには戻って来ないでね」「戻って来たら、島の人を殺すことになる」などと言われたとか。このことはネットニュースでも話題となりましたが、マジで"自粛警察"恐ろしや、ですね。

 実は以前、森末さんの宮古島の別荘にお邪魔させてもらったことがあります。なかなか立派なお家で、森末さんは毎月1週間ぐらいは滞在しているそうです。だから、森末さんはれっきとした宮古島の住人なんですよ。

 ただ、そんなことを言っても、現地の人は聞く耳を持たないのでしょうね。私も故郷となる宮城県の家族や友人たちからは、「コロナが感染するから来ないでね」状態にあって、この夏は帰省することはできませんでした。マジ、つらいです......。

1 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る