渋野日向子の真骨頂。前哨戦132位から
巻き返すポテンシャルはある
今季初の海外女子メジャー、全英女子オープン(AIG女子オープン/8月20日~23日)がまもなく開幕する。
舞台となるのは、スコットランド南西の海外沿いにあるロイヤル・トゥルーンGC。歴史あるリンクスコースで、男子の全英オープンは過去に9度開催され、数々の名勝負が繰り広げられてきた。名物ホールは、8番ショートホール。「ポステージ・スタンプ(郵便切手)」の異名を持つ、極端に小さなグリーンが有名だ。
同コースで、全英女子オープンが開催されるのは、今回が初めて。屈指の難コースで、どんな戦いが繰り広げられるのか、世界中のゴルフファンが関心を寄せている。
日本勢は、上田桃子、野村敏京、勝みなみ、河本結、渋野日向子、畑岡奈紗、稲見萌寧の7選手が出場。なかでも、大きな注目を集めているのは、昨年の覇者である渋野だ。
全英女子オープン連覇を狙う渋野日向子 1年前の快挙によって、一気にスターダムへとのし上がっていった渋野。その後の日本ツアーでも圧倒的な存在感を放ち、賞金女王争いにも最後まで加わって、絶大な人気を誇った。その彼女が、大舞台での連覇に挑むとなれば、注目されるのはもちろん、2度目の快挙達成へ期待が膨らむのは当然のことだろう。
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