松山英樹が「ゼロ点」と苦笑い。乱調の要因を自己分析して前を向く
「昨日(火曜日)風邪をひいて、(今日は)ちょっと感覚がズレてしまった。毎年、ここでは体調がおかしくなるんですよね、なんでかなぁ......。(オフウィークには)練習とトレーニングがしっかりできて、パッティングも結構やってきたんですけど、昨日の休みで(その感覚も)どっかにいっちゃいましたね。
(この大会には過去5回出場して)トップ10に入ったのは1回だけ。なかなかうまくプレーさせてくれないというか、自分の思ったショットを打てないというか。(ここに来ると)何か調子が狂ってしまうことがある。風邪はもう治って、練習はできるので、(本番に向けて)急ピッチで仕上げられれば......」
ジェネシス招待(5位タイ)、WGCメキシコ選手権(6位タイ)とトップ10フィニッシュを続けて、上り調子にあった松山英樹。しかし、アーノルド・パーマー招待(3月5日~8日/フロリダ州・ベイヒルクラブ)の大会前、プロアマ戦を終えると、そんなふうに不安を口にした。
すると実際、初日、2日目にはまずまずのラウンドを見せたものの、3日目、4日目と大きく崩れて、通算11オーバー、56位タイという結果に終わった。
「ちょっとした違和感から、ここまで(落ちる)とは......。初日はうまく立て直したつもりだったけど、2日目から徐々に立て直せなくなって、今日(最終日)はただボールを打っているだけ、ホールを消化するだけのようなラウンドだった。すごく苦しい(ラウンド)というか、(自分で)呆れてしまうようなラウンドでした。何かひとつきっかけがあれば、すぐに(調子が)戻ってくると思って練習していたんですけど、そのきっかけ(をつかむの)が遠いなって感じでした」
アーノルド・パーマー招待で56位タイに終わった松山英樹
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