【木村和久連載】東京五輪の会場変更問題。ゴルフ会場も再考しては? (4ページ目)
ここまで来ると、霞ヶ関CCのほうも、引くに引けない状況なんだと思います。突っ張ってはいけるけど、「もし大量のリタイヤが出たらどうしよう......」と、内心ハラハラしているはずです。
誰か、霞ヶ関CCをラクにさせてやってください。
●究極の一手
ここで、ゴルフ会場を霞ヶ関CCから北海道へ移す"究極の一手"があります。それは、霞ヶ関CCが「ゴルフ会場の受け入れを辞退」――そう宣言をすればいいのです。
「オリンピック開催時は酷暑が予想され、選手およびギャラリーの健康&体調管理ができませんので、会場になることを辞退します」と、言えばいいのです。
すなわち、徳川慶喜が行なった「大政奉還」です。
さすれば、「これは仕方がない。じゃあ、ゴルフ会場も北海道に移すか」と、話は簡単にまとまります。
けど、頑なになっている霞ヶ関CCですから、ここはぜひとも坂本龍馬的な人物の登場が望ましいところです。
「今一度、東京五輪のゴルフ会場を洗い直したい候」
そんなことをバッハさんが言えば済む話です。誰か、彼の耳元で囁いてくれませんかねぇ......。
とにかく、ゴルフの試合中、熱中症の人を多数出したくないんです。今はただ、それだけを願うばかりです。
木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。
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