今季を振り返る松山英樹の胸中。来季に向け「今までにないオフを送る」 (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko

 迎えた最終日、6バーディー、1ボギーと5つスコアを伸ばして急浮上。4位タイと、シーズンの締めくくりとしては、まずまずの成績で終えた。

「(最終日のショットの感触は)まあ、よくなってきたんじゃないかなと思うんですけど。今日の朝、練習場でも真っ直ぐに1回も(飛んで)いかなかったんで。どうなるんだろうと思いながらも、途中で気づいたことがあって、それをやったら後半はすごく安定した」

 そして、松山は今季を振り返ってこう語った。

「あっという間に、何の成果もなく終わってしまったというのが、なんか寂しい。(1年が終わって、今思うことは?)今思うこと......、何もないです。

(この4日間は?)もうちょっとやれるんじゃないか、という自分への期待はすごくありましたけど、まだね、自分の期待している、いいところまでは来ていないんだな、というのがわかりました。今日みたいなショットがスタンダードになっていかないと。

 自分のゴルフは、(試合で)20位、30位でいられるんだったら、今のままでいいと思いますけど、もっと上を目指すんだったら、ショットももっと磨いていかないといけないんじゃないかなと思います」

 続けて松山は、来季に向けてすべきことを、こんなふうに話した。

「来シーズンに向けて、やるべきことがすごく多いのはわかっている。何をやっていけばいいか、一つひとつ整理して、今までにないようなオフを送りたい。

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