全英オープン勝者を輩出したのは12カ国。
日本が加わる日はいつ来るのか (4ページ目)
そんなガルシアを尻目に、スコアを着実に伸ばしていったのがハリントン。14番パー5でイーグルを決めるなどして、ガルシアを猛追した。最終18番こそ、ティーショットをバリーバーン(小川)に入れてダブルボギーを叩くも、最終組のガルシアも最後に1.5mのパーパットを外してボギー。ハリントンとガルシアが通算7アンダーで並んで、勝負の行方はプレーオフへと持ち越された。
4ホールのプレーオフでは、1番でバーディーを奪ったハリントンがそのままガルシアを振り切って勝利。アイルランドの悲願となる全英オープンの『クラレットジャグ(優勝トロフィー)』をついに手にした。
同大会では、タイガー・ウッズ(アメリカ)の3連覇も阻止したハリントン。翌2008年のロイヤルバークデールでの大会も制して、全英オープン連覇を達成している。
残念ながら、我らが日本勢はいまだ全英オープンはもちろん、メジャー制覇を成し遂げられていない。今年も全英オープンには10選手が出場したものの、優勝争いに加わることさえできなかった。
全英オープンは、日本人にとって「最も優勝が近いメジャー」と言われている。近い将来、全英オープンの勝者が日本から出てくることを期待したい。
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