2018.07.30

全英オープン勝者を輩出したのは12カ国。
日本が加わる日はいつ来るのか

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

WEEKLY TOUR REPORT
米ツアー・トピックス

 今季メジャー第3戦の全英オープン(カーヌスティ/スコットランド)は、フランチェスコ・モリナリ(35歳)が優勝。イタリア人として初のメジャーチャンピオンに輝いた。

 欧州の先進国にありながら、”ゴルフ大国”とはいえないイタリア。国民のゴルフに対する関心も薄いようだが、さすがにモリナリの全英オープン制覇は大ニュースとなった。

全英オープンを制したフランチェスコ・モリナリ イタリアにおける国民的なスポーツといえば、サッカーだ。ところが、先のロシアW杯でイタリア代表の姿はなかった。まさかの予選敗退を喫したからだ。おかげで、国内のスポーツ熱はすっかりトーンダウンしていた。

 かろうじて、サッカーに次いで人気のあるモータースポーツでは、イタリアのフェラーリがF1で奮闘中。全英オープンと同時期には、ドイツGPが開催されていて、当初はそちらに対する注目度のほうが高かったという。

 ゆえに、モリナリが快挙を遂げても、ドイツGPでフェラーリが優勝したら、「(イタリアの)新聞のヘッドラインは、ぜんぶフェラーリに持っていかれるだろう」とモリナリは憂いていた。しかし、ドイツGPではメルセデスが上位を独占。モリナリの全英オープン制覇が、イタリア各メディアのトップニュースを大々的に飾ったそうだ。

 ちなみに、イタリアにおけるゴルフの歴史は決して浅くはない。国内最初のゴルフ場『フィレンツェ・ゴルフクラブ』が創設されたのは、1889年。現在もイタリア全土で250を超えるコースが存在し、地中海に面した風光明媚なコースもある。