【木村和久連載】ゴルフ会員権、高額銘柄と激安銘柄しか動かない理由 (2ページ目)
かつては高嶺の花だったホステス、いや名門ゴルフ倶楽部の会員権が手の届くものとなれば、確かに食指が動くかも... それに比べると、ゴルフ場の場合、25年経ったほうが風格も増して、レストランや風呂場も改装されて、トイレもすべてウォシュレット完備となって、といいことずくめです。
とすれば、「これは千載一遇のチャンス!」と思って、みんな自らのほろ苦い青春の思い出を払拭するべく、購入に踏み切るわけですね。
片や、10万円未満の激安銘柄もそれなりに動きがあります。こちらは、実需を伴った"動き"です。
最近の友の会の料金は、土日もプレーできるやつだと、5万~9万円ぐらいします。だったら、10万円出して、正式メンバーになって活動したほうがすっきりする、そう考えるのも無理はありません。
お値打ちの大衆銘柄コースは、メンバーが多いのがたまにキズですが、どのコースもひとりなら、プレーは保証されます。ですから、アクティブメンバーになって、毎月月例に参加。土日もふらっとプレーしに行けば、十分に元は取れるというものです。
大手のグループに属しているコースだと、他の系列コースが割引でプレーできるメリットもあります。そう考えれば、大衆コースのほうがみんな気軽にプレーできて、居心地がいいのです。
ジャケット着用なんて、堅苦しいマナーもなく、エントランスが高級車だらけで安易にクルマを寄せづらいとか、そういうこともないです。大衆コースのメンバーのほうが、ゴルフをこよなく愛している感があって、親しみが沸きますよね。
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