「あらゆる準備をする」タイガー・ウッズ、マスターズ出場はあるのか (2ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 2月初旬の欧州ツアー、ドバイ・デザート・クラシック(UAE)出場の際に「飛行機による長時間の移動で腰痛が悪化」して、同大会は2日目のスタート前に途中棄権した。以降、ドクターストップがかかって、当初出場を予定していたジェネシス・オープン、ホンダ・クラシックも欠場することになった。

 そうした現状にあって、もしマスターズで復帰するなら、その前に実戦での調整を図るため、アーノルド・パーマー招待でプレーするのではないか、と見られていた。しかし、ウッズは同大会の欠場を発表。その時点で、同時にマスターズの出場も不可能になるだろう――誰もがそう思うのは当然のことだった。

 しかも、ウッズの長年の親友のひとり、スティーブ・ストリッカー(50歳/アメリカ)が、「タイガーの状態は決してよくない。ドバイで棄権したときの、あの腰をかばった歩き方は非常に心配だ」と発言。そのうえで、「あの体ではプレーできる状態ではないはず。(復帰には)しばらく時間が必要だ」と、ウッズが厳しい状況にあることを明かした。

 そのニュースは瞬く間に広がって、「ウッズの復帰は絶望的」という見方がより現実味を増していった。

 だが、そうした"噂"を必死に打ち消そうとしている人物もいる。ウッズのエージェントであるマーク・スタインバーグ氏だ。

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