やはり今季はレベルが違う。松山英樹が「苦手コース」を次々と克服 (4ページ目)

  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko
  • text by Sportiva

 松山にとっては、不本意な結果に終わった。だが、前回のソニー・オープン、今回のファーマーズ・インシュランス・オープンと、これまで相性のよくなかったコースでもきっちり予選を突破した。それも、ショットの調子が悪い中での結果だ。

 好スタートを切った松山は、やはり昨季とはレベルが違う。そのポテンシャルは、ひとつ上のステージまで上がったことは間違いない。それを、今大会でも証明した。

「ティーショットだけでなく、(最終日は)アイアンショットも左めに外れることが多かった。その原因を早くつかんで、次の試合までにしっかり修正できたら、と思う。それでも、フェアウェーをキープできたホールではいいショットが打てている。それを続けていけるように、何か練習方法を考えたい。(悪いなりに予選通過できたことについては)あまりこだわっていない。調子がよくても落ちるときがあるし。まあ、悪いなりにできたな、というところもたくさんある。ミスを少しでも減らしていければ、悪い状態ながらも優勝争いには近づけると思う」

 続く試合は、ディフェンディングチャンピオンとして臨むウェイストマネジメント・フェニックスオープン(2月2日~5日/アリゾナ州)。再び優勝争いへの期待が膨らむ。

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