PGAツアー「三冠」を独り占め。ダスティン・ジョンソンの熱い1年 (3ページ目)
PGAツアーの年間アワードは『プレーヤー・オブ・ザ・イヤー』の他に、賞金王の『アーノルド・パーマー賞』、年間最少平均ストロークの『バイロン・ネルソン賞』といったレジェンドたちの名前がつけられた賞がある。
ジョンソンは、昨季の獲得賞金がおよそ936万ドル(約9億5000万円)で1位。平均ストロークも69.17と第1位となって、『ニクラウス賞』と同時に、『パーマー賞』と『ネルソン賞』の栄冠も手にし、PGAツアー賞の"三冠"を獲得したのだ。
「まさか、すべての賞を受賞できるとは思っていなかった。これまで夢に見ることもなかった」と、興奮気味に語ったジョンソン。"三冠"奪取には、感激しきりだった。
振り返ってみれば、やはり今季はジョンソンの1年だった。
ドライバーの平均飛距離が310ヤードを超えるなど、ツアー屈指のロングヒッターだからこそ、その活躍は早くから期待されていた。しかしこれまで、メジャー大会においては何度も優勝争いを演じながら、あと一歩で勝利を逃し続けてきた。
それが今季、全米オープンで圧倒的な強さを披露。ついにメジャータイトルを手にしたのだ。さらに、その他の試合でも常に上位争いに加わって、自身初の年間3勝を飾った。今季は、まさにツアーの中心的な存在だった。
3 / 4