【木村和久連載】逆光のコースに
遭遇したら、どう対処すればいいか (2ページ目)
とりわけ、ビジターでラウンドしている場合、逆光コースはいきなり現れます。常にスポーツ用のサングラスをかけている人なら苦にならないと思いますが、アマチュアレベルではそういう人はまだまだ少ないですからね。
いい対処法としては、逆光コースが現れたら、まず帽子を深くかぶります。帽子のツバでなるったけ、太陽光を避けるのです。そして、コースのレイアウトを見て、どこが安全か、どこが広いかを確認し、とりあえず無難なポジションに狙いを定めます。
そのうえで、打つときは同伴プレーヤーに、「逆光なので、ボール(の行方)を見ていてください」と頼みます。これはお互いさまなので、同伴プレーヤーも快く引き受けてくれるでしょう。もちろん代わりに、他のメンバーが打つときはそのボールの行方を追うこともお忘れなく。
ボールの行き先を見てくれるとわかったら、思い切りショットするのがよろしいでしょう。
逆光だと、打ったボールの行方は追えないわけです。そこは逆転の発想として、むしろヘッドアップをしないで済むんだ、と理解しましょう。
普段、練習場で顔を上げずに打って、ボールの行き先を見ないようにするのもいいかもしれません。レッドソックスの上原浩治投手並みに、ボールの進行方向を見ないやり方で打ってみるのです。そういう練習をしておくと、逆光に対しては効果的です。
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