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プロデビュー戦3位のラーム。ゴルフ界にまたも新たなスター誕生! (2ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 改めてラームの経歴を振り返ってみると、何とも華々しい限りである。

 スペインのバスク地方バリカの出身で、現在21歳。母国でゴルフをはじめ、大学進学の際に渡米。フィル・ミケルソン(46歳/アメリカ)やポール・ケーシー(38歳/イングランド)らが卒業した名門、アリゾナ州立大学ゴルフ部に入った。

 それからメキメキと頭角を現し、NCAA(全米大学体育協会)で2年連続の最少平均ストロークを獲得。最も優秀なカレッジゴルファーを毎年1回選出する『ベン・ホーガンアワード』も2度受賞している。さらに、世界アマチュアランキング1位にも輝いて、まさに将来を嘱望される逸材となった。

 毎年、欧州アマか、全米アマのあとに世界アマチュアランキングトップだった選手には、『マーク・マコーマックメダル』が贈られるが、ラームは同賞も受賞。今年の全英オープン(7月14日~17日/スコットランド・ロイヤルトゥルーンGC)の出場権を獲得した。

 プロに転向したことで、ラームはその権利を失ったが、プロデビュー戦となったクイッケン・ローンズ・ナショナルは、全英オープンのアメリカ予選会を兼ねている(全英オープンの出場権を得ていない上位4選手に出場権が与えられる)。結果、見事3位となったラームは、自力で全英オープンの出場権を獲得してしまったのだ。

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