松山英樹、マスターズ後の初戦に笑顔も「課題はショートゲーム」 (3ページ目)
前述したとおり、今大会でもグリーン周りからのチップショットが寄らずに苦しんだ。かなりショートしてボギーにする場面が何度もあったし、パー5ではアプローチが寄らずにバーディーが取れないことが多かった。松山が「もっと伸ばせたのに……」というのもよくわかる。
パーオン率が高いということは、グリーンを外すことが少ないことを意味する。それは、松山の強みであるが、グリーンを外したときにしっかりセーブすることができれば、さらに上位を狙えるのは間違いない。松山が言う。
「(アプローチの)練習はしているんですけどね。試合と練習とは違う。プレッシャーというより、本番は1回しかない。練習でもそういう想定をしながらやるのが大事かも」
松山は、3日目が終わったあと、ショートゲームの練習に多くの時間を割いていた。最終日は、グリーンを外した4回中、3回はパーをセーブすることができたので、少しはその成果が出たのかもしれない。
ちなみに、このウェルズ・ファーゴ選手権の予選ラウンドでは、松山は“フィーチャー・ペアリング(注目の組)”のメンバーに選ばれ、世界ランキング3位のロリー・マキロイ(27歳/北アイルランド)、同5位のリッキー・ファウラー(27歳/アメリカ)と同組だった。初日は早朝スタートだったにもかかわらず、大ギャラリーに囲まれてプレーした。
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