2016.05.12

【木村和久連載】ブームも一段落。どうなるシミュレーションゴルフ

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第54回

 ひと頃騒がれたシミュレーションゴルフ。そのブームは一段落したのか、最近あまり話題になっていませんが、どうなっているのでしょう。

 今回は、他の関連施設と比較しつつ、現状を探ってみたいと思います。

 そもそもゴルフのシミュレーションマシンは、お隣の韓国で発展した経緯があります。

 現在の韓国人選手の活躍は、みなさんご承知のとおりです。そうした状況にあって、韓国国内はゴルフブームが続いています。しかし、韓国は平らな土地が少なく、ゴルフ場を大量に造成できない事情がありました。そこで、簡単に量産できるシミュレーションゴルフに白羽の矢が立ったのです。

 そのため、初期のシミュレーションマシンは、ほとんど韓国製でした。日本で使用されていたものでも、聞いたこともないような韓国のゴルフ場がプログラムされていて、「やけに山岳コースが多いな」と苦笑したものです。

 日本にシミュレーションマシンが入ってきた頃は、大金持ちがプライベートで持っている、という噂がありました。某通信会社のオーナーの地下室にあって、そこを訪ねた漫画原作者の先生が、それをネタにしたという都市伝説もあります。

 なにしろ、そのマシンはティーグラウンドが傾き、さらに天候の調整も可能だったそうです。突然小雨が降ったりするなど、まるでゴルフ場にいるような感覚でプレーでき、「我々も一度行ってみたいな」と仲間内で話題になったものです。