【木村和久連載】ラウンドの朝、ゴルフ場に来てからやるべきこと

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第33回

 日頃、ろくに練習をしない方は、私も含めて、ラウンド当日のゴルフ場での練習が、その日の"勝敗(出来・不出来)"を分けます。できることなら、ぜひスタート1時間前には来場して、ゆっくりと朝食を食べたあと、たっぷりと練習をしてください。

 朝早く行くのは簡単なことですが、同伴プレーヤーの相手によっては、練習するタイミングが違ってきます。友人同士であれば、好きなように食事をし、練習をやってから、スタートホールに集合すればいいでしょう。

 しかし、ちょっと高級なゴルフ場へ、会社の上司や先輩、取引先の方などに連れられて来た場合は、勝手が違ってきます。日本の縦社会のゴルフでは、"和を重んじる"風潮があり、それに従わなければなりません。

 同伴相手が社長クラスなら、玄関前で到着を待って、お出迎えするのも致し方ないでしょう。先輩クラスにはそこまでしなくてもいいですが、決められた時間よりも少し早めにゴルフ場に着いて、レストランで和定食でも食べながら、先輩の到着を待つのがいいでしょう。

会社の上司や先輩、取引先の方とのラウンドでは、その場の流れに従うしかありません......会社の上司や先輩、取引先の方とのラウンドでは、その場の流れに従うしかありません...... つまり、ゴルフ場のレストランで全員集合することが、大事なのです。

 そこで、コーヒーでもすすりながら、先輩の艶っぽい武勇伝を聞くもよし、時事ニュースに突っ込みを入れるもよし、しばし歓談して、先輩たちが練習をしようとしたら、一緒に練習をすればいいのです。話が盛り上がって、練習する時間がなくなり、そのままスタートということもあるでしょう。それは、その場の流れに任せるしかありません。

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