全英オープン。打倒スピースへ、松山英樹がトライした「左打ち」 (3ページ目)
13日(月)の練習ラウンドでは、課題のパッティングでミスが目立ち始めると、ラウンド終了後に、パッティンググリーンへ直行。納得できるまでパットの練習をこなした。しかもその後、ドライビングレンジに移って、夜の7時くらいまで打ち込みを続けていた。そして、開幕前日の練習ラウンドでも、バンカーやグリーン周りの最終確認を行なうなど、調整に余念がなかった。
悲願達成へ着々と準備を重ねる中、松山はセントアンドリュースでの戦いについて、こう語った。
「全米オープンは、優勝スコアがイーブンからひと桁アンダーの争いって読めていたけど、ここではふた桁アンダーが必要かもしれない」
つまり、トッププレイヤーたちのバーディー合戦となるということ。見る側にとっては、非常にエキサイティングな戦いになることが予想される。ならば、爆発力のある松山にも十分にチャンスはあるはずだ。
テレビ朝日の中継で解説を務める丸山茂樹氏も、その可能性に同意して、松山のメジャー制覇に必要なことは何なのか、次のように語った。
「(松山の)ショットの調子は良さそうなので、普通にやれば、20位以内を外すことはないと思います。さらにパッティングが良ければ、トップ10にも入れると思うし、優勝争いも可能だと思います。少なくとも(4日間で)16アンダーは出さないといけないコースだと思うので、予選ラウンドの2日間は、悪くても60台で回っておくこと。それが、決勝ラウンドに進んで、追い上げるチャンスがある場所になると思います。ぜひとも、優勝争いに絡んでもらいたいですね」
メジャー3連勝の快挙に挑むJ・スピースに、大勢のギャラリー、世界中の視聴者が注目するのは間違いない。そんな彼と同じ組でラウンドする松山は、はたしてどんなプレイを見せてくれるのか。J・スピースへの関心を奪うほどの快進撃を披露してくれることを期待したい。
第144回 全英オープンゴルフ
テレビ朝日系列 地上波独占放送
【第1日】7月16日(木)よる11時10分~
【第2日】7月17日(金)よる11時10分~
【第3日】7月18日(土)よる11時12分~(一部地域を除く)
【最終日】7月19日(日)よる9時56分~(一部地域を除く)
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