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【ゴルフ】全米オープン10位。
松山英樹の躍進に見た、日本人メジャー制覇の「夢」 (2ページ目)

  • テレビ朝日 全米オープン取材班●構成 text by tv asahi US open crew
  • photo by Getty Images

 ラウンドを終えた松山は、充実した表情でこう語った。

「(最終日には)パッティングやショットを修正できた。こういうゴルフを続けられれば、(メジャー大会で)優勝争いも可能だと感じた。世界で戦える自信が、少しついた」

 自ら目標に掲げるメジャー制覇へ、確かな手応えをつかんだようだ。

 今大会のテレビ解説を務めた丸山茂樹プロも、松山の出した結果とそのプレイぶりを高く評価した。

「(好スコアが出ることを)意識した中で、終盤の17番、18番のティーショットをフェアウェーキープできるのはすごいことだし、(それまでに)学習したことを最終日に結果として出すのは、大物の証。コースマネジメント能力も高く、彼の自信につながったと思います」

 加えて、21歳の若さでメジャーという厳しい戦いに挑む松山の、さらなる成長を期待して、丸山プロはこう続けた。

「今後は、(最終日に)トップ10の位置にいながら、今日のようなプレイができるかどうかが課題。それでも、海外のメジャー大会や、米ツアーのような厳しい環境で戦い続けることが、彼を強くしていくと思う。それができる(松山の)今の環境は、本当に羨(うらや)ましいよね」

 松山の次なる"世界"との戦いは、7月の全英オープン。再び初めて挑む海外メジャーとなるが、初挑戦の全米オープンでつかんだ自信と、過酷なコースを戦い抜いた経験が、必ず生かされるはず。今度は、険しい自然が立ち塞がる舞台でどんなプレイを披露するのか、楽しみでならない。

 挑み、成長し続ける"怪物ルーキー"松山。日本人初メジャー制覇への期待は膨らむばかりだ。

第142回 全英オープンゴルフ

7月18日(木)~21日(日)テレビ朝日系列 地上波独占放送!

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