2013.06.27

【ゴルフ】全米女子オープンで悲願達成を狙う、宮里藍の新たな試み

  • テレビ朝日 全米女子オープン取材班●構成 text by tv asahi US Women’s Open crew
  • photo by Getty Images

“怪物ルーキー”松山英樹が初挑戦でトップ10に入った衝撃の全米オープンから2週間、アメリカでは次なる注目の”祭典”が開幕する。女子海外メジャーの第3弾、第68回全米女子オープンだ(現地時間6月27日~30日)。

 今年の開催コースは、ニューヨーク州のセボナックGC。2006年に完成し、全米女子オープン初開催となる。全長6819ヤード(パー72)。距離が長いうえに、海沿いに位置するため、コース特有の風が難度を高める。さらに、フェアウェーやグリーンの起伏が厳しく、優勝スコアはイーブンパーと見られている。

まもなく開幕する全米女子オープン。宮里藍は精力的に練習ラウンドを消化した。
 この難関コースに、宮里藍、宮里美香、有村智恵、上田桃子、佐伯三貴、上原彩子と、6人の日本人選手が挑む。

 9度目の挑戦となる宮里藍は、2007年10位タイ、2009年6位タイ、2011年6位タイと、悲願の全米女子オープン制覇へ、あと一歩のところまで迫っている。初日4位タイにつけた昨年の戦いでは(最終的には28位タイ)、「いちばん地に足をつけてプレイできた全米女子オープンだった」と振り返り、かなりの手応えをつかんだ様子だった。

 しかし、そうした充実感の裏で、あと一歩メジャー制覇に届かない悔しい思いも募っていた。自分には何が足りないのか――日々、反省と研究を繰り返した。そして宮里藍は、それまでの準備で足りなかったモノを見出した。

「アメリカで7年間プレイしてきて、メジャー大会ではまったく結果を残せていませんが、毎年、きちんと準備はしてきたつもりだった。それがふと、勝つために何が足りないのかと考えたとき、毎年コースが変わる全米女子オープンに関しては、一度も(コースを)下見したことがなかった。それに、気づいた」

 メジャーで結果を出すためには、コースを理解し、いかにマネジメントできるかが重要だと知る宮里藍。そこで、今年は出場9度目にして初めて、開催コースの下見を2度行なった。初回は、コースを知り尽くす現地キャディーにレクチャーを受けながら回った。2回目は、6月に入ってからラウンド。本番と同じ速さになったというグリーンもしっかりとチェックした。