【ゴルフ】韓国代表監督が伝授する「正しいグリップの握り方」

  • 慎 武宏●取材・構成 text by Shin Mukoeng
  • 小内慎司●撮影 photo by Kouchi Shinji

グリップの握り方を指導してくれたハン・ヨンヒ氏。グリップの握り方を指導してくれたハン・ヨンヒ氏。検証・韓流ゴルフ「強さの秘密」
連載◆第10回

 韓国国家代表総監督を務めていたハン・ヨンヒ氏は、「ゴルフでもっとも大事なのはグリップ。すべての技術はグリップから始まる」と語る。そして、いくつかあるグリップの種類の中で、ハン氏が奨励するのは、韓国プロゴルファーの95%が採用しているという、オーバーラッピング・グリップだ。今回は、そのオーバーラッピング・グリップの正しい握り方について、ハン氏が直々に指導してくれた。
前回記事>>>韓国人プロゴルファーの95%が採用する「グリップ」とは?

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 オーバーラッピング・グリップの最大の長所は、両手首の一体感があって柔軟性もあるところです。さらに、ボールにしっかりとパワーを伝えることができ、バランスがいいのも特徴です。ただし、人によって手の平の大きさが違いますし、握力も異なります。同じオーバーラッピング・グリップであっても、自分の身体条件に合った握り方をする必要があります。

 まず、一般的な握り方です。グリップの位置は、開いた左手の手の平(左打ちの選手は右の手のひら)の、人差し指の付け根から感情線に沿うようなイメージで合わせて、斜めに握ります(写真①)。
写真①/一般的な左手のグリップの位置。写真①/一般的な左手のグリップの位置。
 手の平が小さい人は、指の付け根ではなく、付け根と第二間接の間にグリップをあてがうのがいいでしょう(写真②)。逆に手の平が大きい人は、スタンダードよりもグリップをさらに斜めして握ることをお勧めします(写真③)。
写真②/手が小さい場合の左手のグリップの位置。写真②/手が小さい場合の左手のグリップの位置。
写真③/手が大きい場合の左手のグリップの位置。写真③/手が大きい場合の左手のグリップの位置。

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