【ゴルフ】韓国代表監督が教える、「手打ち」を防ぐアドレスの作り方
ゴルフの基本の中で、グリップの次に重要なアドレス。検証・韓流ゴルフ「強さの秘密」
連載◆第11回
KGA(韓国ゴルフ協会)の国家代表監督務めてきたハン・ヨンヒ氏は、何より基本に忠実なことが、ゴルフ上達の近道だと語る。なかでも、いちばんに重視するのはグリップ、次にアドレスだ。このふたつの基本をマスターしてこそ、個々の身体的特徴にあった理想的なスイングが可能だという。
そこで今回は、前回のグリップに続き、正しいアドレスについて、ハン氏に指導してもらった。
前回記事>>>韓国代表監督が伝授する「正しいグリップの握り方」
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アマチュアゴルファーが陥りやすい欠点として、「手打ちになってしまう」ことがあります。それは言葉どおり、手の振りだけでボールを打とうとすることですが、見方を変えれば、体の回転がしっかりできていないという証拠。理想的なスイングをするうえでは致命的です。
というのも、ゴルフのスイングは回転運動であるからです。その回転運動を支えて、軸となるのがスタンスであり、正しいアドレスです。きちんとした構えと姿勢があってこそ、スムーズな回転運動、すなわち理想的なスイングが可能になるのです。
スタンスとアドレスは、クラブの種類や目指す飛距離、ボールポジションや傾斜などによって異なりますが、ここではまず、ドライバーショットにおける基本的なスタンスとアドレスについて紹介したいと思います。
写真①/左足かかとの位置がボールと一直線に。 スタンスは、まず左足の位置を決めます。セットしたボールの延長線上に左足のかかとを配置するのが、基本です(写真①)。
写真②/両足の幅は肩幅よりやや広め。 左足の位置が決まったら、そこから右足を開きます。両足の開き幅は、肩幅よりやや広いくらいがいいでしょう(写真②)。
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