2012.07.18

【男子ゴルフ】全英オープン直前、石川遼の「過去にはなかった練習姿」

  • テレビ朝日全英オープン取材班●取材・文 text by tv asahi THE OPEN crew
  • photo by REUTERS/AFLO

練習ラウンドを入念にこなしてきた石川遼が、いよいよ4度目の全英オープンに挑む。 7月19日、いよいよ世界最古のメジャートーナメント、第141回全英オープンが開幕する。

 今年の舞台は、2001年以来、11年ぶりの開催となる、ロイヤルリザム&セントアンズ。「このコースはバンカーが大きく影響してくる」とタイガー・ウッズが語るように、最大の特徴は全英オープン開催コース最多となる、206個のバンカーである(前回の2001年大会では196個と発表され、かつては300個以上あったという)。

 フェアウェーの両サイドに際どく配置され、グリーン周りもほぼ隙間なく取り囲んでいるバンカー。ティーショットでも、2打目以降でも、常に選手たちにプレッシャーを与え、最大限の注意を払ったとしても、すべてのバンカーを避けて通るというのは、世界のトッププレイヤーたちにとっても至難の業だ。

 全英オープン4年連続4回目の出場となる石川遼も、「1日に2回か3回、バンカーに入るのは覚悟しないといけない」と、コースのいたるところにあるバンカーへの警戒心を怠ることはなかった。コース入りした日曜日から入念に練習ラウンドを重ね、コース攻略のカギを探っている最中も、特にバンカーのチェックには時間を割いていた。

 そんな中で目を引いたのは、グリーン周りでのバンカー練習だった。「バンカーは大好きです」と語る石川が、カップにピタリと寄せるショットを連発。バンカーショットの技術の高さを見せつけた。

 かといって、石川に慢心はない。
「バンカーが大好きだからこそ、割り切りが必要になってきます」という。

 バンカーショットが得意なだけに、そこからグリーンやピンを果敢に狙って攻めていきたい気持ちが生まれる。しかし、そんなときこそ、冷静な状況判断が大切で、確実に脱出して、次の一打につなげるための"割り切り"が必要だと分析している。

 解説を務めるために現地入りしている羽川豊プロも、コース攻略のポイントをこう語る。
「まずは、4つのショートホールを除く、14回のティーショットをどれだけフェアウェーにキープできるか。また、それ以上に重要なのは、バンカーに入ってしまったあと、そこからいかにパーセーブしていくか。これが、選手の流れを作り出す」