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【女子ゴルフ】宮里藍、全米女子オープン制覇の準備は整っている

  • テレビ朝日全米女子オープン取材班●取材・文 text by tv asahi US Women's Open crew
  • photo by Getty Images

全米女子オープン2日目、苦しい展開の中でも大崩れすることがなかった宮里藍。決勝ラウンドでの巻き返しが期待される。全米女子オープン2日目、苦しい展開の中でも大崩れすることがなかった宮里藍。決勝ラウンドでの巻き返しが期待される。 アメリカ・ウィスコンシン州のブラックウルフランで開催されている、全米女子オープン。宮里藍は、予選ラウンド2日間を終えて首位と5打差の13位につけた。今季2勝目を挙げた前週のアーカンソー選手権でも5打差を逆転して優勝。初のメジャー制覇は、十分射程圏内にある。

 アメリカ女子ツアー賞金ランキングで首位に立つなど、今まさに頂点を極めようとする宮里からは、何が起こっても動じない心の強さを感じた。

 波打つフェアウェーやグリーン、コースに点在する川など、無数の罠(わな)が選手たちに容赦なく立ち上はだかる、超難関コース。特に初日は、40度近くまで上がった気温が選手たちを苦しめ、集中力を奪っていった。

 そんな中、宮里は首位と1打差の2アンダー、4位タイと好発進。暑さ対策のために持参した、首や頭を冷やすアイスパックや、両親からもらったという沖縄の塩『ぬちまーす』をバッグに入れて、初日の悪条件を乗り切った。

 10番からスタートすると、前半の11番、15番でボギーを叩いてしまうが、宮里に動じる気配はなかった。それどころか、静けささえ感じさせるほどで、大会前日、「やるべきことはやったので、集中力を保って、淡々とやりたい」と語っていたとおり、静かに時が来るのを待っているという雰囲気をかもし出していた。

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