【女子ゴルフ】全米女子オープンに挑む宮里藍。
悲願達成のカギは2つ

  • 武川玲子●文 text by Takekawa Reiko
  • photo by Getty Images

初のメジャー制覇が期待される宮里藍。練習日には強烈な日差しが降り注ぐ中、念入りにコースチェックを重ねた。初のメジャー制覇が期待される宮里藍。練習日には強烈な日差しが降り注ぐ中、念入りにコースチェックを重ねた。「今年は、メジャーチャンピオンになる」

 今季開幕前、そう目標を掲げた宮里藍。前週のアーカンソー選手権で今季2勝目を飾り、最高の状態でメジャー3戦目の全米女子オープンを迎える。

「先週は、まさか自分が勝つとは思っていませんでした。最終日を(トップと)5打差で迎えていたので、いい意味で自分に期待していなかったのが良かったんだと思います。でももう、昨日の時点で(全米女子オープンに向けて)気持ちはしっかりと切り替わっています。実は先週、ときどきスイングのテンポがブレていたので、自分の中では安定していなかったんです。それが、昨日くらいからフィーリングが良くなって、テンポも安定してきました。今週はこのままの調子でいければいいな、と思っています」

 優勝の余韻に浸る時間もなく、厳しい暑さの中、月曜日から早速練習ラウンドを開始した宮里。コーチで父の優氏も合流し、火曜日には9ホールをプレイ。入念にコースチェックを行なって、大一番に向けて準備に余念がなかった。

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