【男子ゴルフ】全米オープン
石川遼の涙の裏でタイガーが見せた「世界の凄み」 (3ページ目)
だが、今大会のタイガーは違った。10番でおよそ6mのバーディーパットをねじ込むと、13番パー3でもバーディーを奪取。17番パー5では、2打目をグリーン右下に大きく外してしまうが、絶妙のアプローチでパーセーブし、18番パー4でもグリーン手前バンカーからの第3打を、ピタリと寄せる抜群のリカバリーショットでパーを拾った。
そのプレイぶりに羽川プロも、「マスターズの悔しい経験があったからこそ、今大会は我慢ができているのではないだろうか」と目を細め、2008年以来のメジャー制覇へ大きな期待を寄せた。
タイガー自身、並々ならぬ自信をみなぎらせた。
「いい順位(首位タイ)につけて、全米オープンに勝つチャンスが訪れた。耐えることはメジャーでは重要なこと。何年もずっとうまくできていた。その方法はわかっているつもりだ」
偉大なるジャック・ニクラウスが持つ、メジャー最多勝利18勝という偉大な記録更新へ、タイガー・ウッズが新たなる世界最強伝説の1ページを刻むのか。決勝ラウンドが楽しみになってきた。
第112回 全米オープンゴルフ テレビ朝日系列 地上波独占放送
第3日 6月17日(日) 朝8時00分~11時00分
最終日 6月18日(月) 朝8時00分~11時00分
3 / 3