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ブラジル代表がサッカー日本代表との再戦を重要視する理由 目指すのは単なる世代交代ではない (5ページ目)

  • リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon
  • 利根川晶子●翻訳 translation by Akiko Tonegawa

 オーストラリア、インドとの親善試合で、アンチェロッティは多くの若手選手を試すことができた。しかし、その出来栄えに満足した者は誰もいない。しかも日本はそれらの相手とはまったく異なるレベルのチームだ。アンチェロッティは勝ちたいと思っているだろう。いや、勝たなければならないのだ。再建途上のブラジルが、日本という強敵に敗れれば、監督に対する批判はさらに強まるだろう。

 11月14日、ブラジルと日本はシンガポールのナショナルスタジアムで対戦する。そこは2014年10月14日、ブラジルが日本を4対0で破った場所だ。

 あの日、ブラジル代表の主役が誰なのかを疑う者はひとりもいなかった。ネイマールがピッチに立ち、4ゴールすべてを決めたのである。それから12年。ブラジルは、まったく異なる状況で同じスタジアムに戻ってくる。

 アンチェロッティが探し求めているのは単なる「新しいネイマール」ではない。豊かな才能をひとつの強いチームへと変え、次の時代のセレソンを担う選手たちだ。同時に、アンチェロッティはブラジルのサポーターの心を取り戻さなければならない。

 日本戦の勝利は、そのための最初の一歩になるかもしれない。

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