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サッカー日本代表に求められるウイング・坂元達裕 「大事なのは沈んだ時にどうリアクションするか」 (3ページ目)

  • 山中忍●文 text by Shinobu Yamanaka

【「入れなかったらそれなりの理由がある」】

 リーグ優勝で自動昇格が実現した昨季は、記録に残ってはいないものの、昨年末からのミニスランプを脱する過程で重要な仕事をしている。首位の座を奪い返した今年2月中旬のミドルズブラ戦。チームを勝利(3-1)へのレールに乗せたのは、坂元がドリブルで3人をかわして"アシストのアシスト"をこなした先制点だった。

 記録に残る数字に関しても、昨季はリーグ戦出場35試合で、42試合に出場した前年と同じく10得点に直接絡んでいた。4月上旬の試合で肋骨を痛めた「名誉の負傷」がなければ、最後の5試合で移籍後の自己ベストとなる数字を残せていた可能性は高い。

 負傷欠場となる前には、5年ぶりとなる日本代表復帰への思いも語ってくれた。

「そこに対しての目標というか、入りたいという気持ちは少なからずあります。もちろん、入れたらうれしいですけど、入れなかったらそれなりの理由があるのだと思うし、そこは僕も理解します。年齢も年齢ですし。自分がもっともっと絶対的な結果を残せば、そこは自ずと見えてくる。僕は常に、自分にはまだまだ何か足りないと思いながらプレーしているんです。もっと結果を残せるようにやっていかなきゃいけない。

 サッカー選手として一番大事なのは、沈んだ時にどうリアクションするか。そこで戻ってこられる選手が、上に行く。(ランパード)監督は常にそれを言っていました。(首位を快走した昨季の)前半戦のような時期がずっと続くわけではないということも」

 まさに今、その「リアクション」を見せるべき時が訪れている。チームは、プレミアで得点のないまま開幕4連敗。昇格3チームのなかでは最も残留の可能性が高いと目されていたはずが、リーグ最下位に落ちている(いずれも本稿執筆時点)。坂元自身も、後半にベンチから途中出場した第2節ハル戦(0-1)でプレミアデビューを果たしてはいるが、翌節からは、ほぼ5バック状態の3バックへとシステムが変更され、厳しい状況だ。

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