サッカー日本代表に求められるウイング・坂元達裕 「大事なのは沈んだ時にどうリアクションするか」 (2ページ目)
【ランパードのもとで「復活」】
不運極まりないケガの影響は、肉体的な傷が癒えたあとにも及んだ。3バックの採用だ。
坂元にとっては、移籍1年目の基本型4-2-3-1システムが右ウイング定着への追い風となったのだが、その長期離脱を受けてマーク・ロビンズ前監督(現イングランド2部ストーク監督)は、元来好む3-4-1-2を採用する試合を増やしていった。ウイングバックではないワイドプレーヤーの坂元にとっては、起用位置が限られるシステムだ。続く2024-25シーズンも、滑り出しでつまずいたチームでは、開幕2カ月目からは3バックが主流となった。
そこで訪れた転機が、2024年11月の監督交代だった。24チーム中16位でチームを受け継いだフランク・ランパードは、基本的に4バックを好む。攻撃陣にもハードワークを求めるが、坂元にとっては望むところだ。新体制発足9日後となる同年12月7日、ミルウォールとのリーグ戦で、4-2-3-1システムの右ウイングとして先発フル出場し、1-0の勝利に貢献した試合後、こう言っていた。
「攻撃で仕掛ける部分だったり、クロスの部分だったり、チャンスメイクは得意でもありますし、そのうえでディフェンスもサボらずにハードワークできるというのが僕のよさ。自分のよさをもっともっと知ってもらえるようにプレーしていきたい」
口頭でのアピールもしたのだという。
「前節はなかなか僕の長所を伝えられていなくて。トップ下気味の位置に入って、後半に少しボールに触れなかった部分もあったので、(右SBの)ミランと監督に話しに行って、僕はサイドがやりたい、そこからのクロスやドリブルが自分の長所だと伝えたんです。僕自身が一番輝けるポジションかなと思っているので」
実際、ランパードのもとで坂元は輝く。チームとしては、昇格をかけた2024-25シーズンは、プレーオフ(3?6位)準決勝で敗れた。だが個人的には、90分をこなした準決勝の両レグともチーム随一の出来だった。
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