検索

1位・鈴木彩艶、2位に滑り込んだ中村敬斗...日本人選手の欧州移籍市場出世番付 降格したのは? (4ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Shigeki Sugiyama

 逆に、"後退した感"を覚えるのは、小川航基(NEC→FC町田ゼルビア)、板倉滉(アヤックス→ボルシアMG)、塩貝健人(所属のヴォルフスブルクはブンデスリーガ2部へ降格)らだ。

 また、移籍が叶わなかった堂安(フランクフルト)や5シーズン連続で同じチームでプレーする久保(レアル・ソシエダ)、さらに谷口彰悟(シント・トロイデン)、鈴木淳之介(コペンハーゲン)らは、後退に近い現状維持に見える。

 そして遠藤(リバプール)だ。出場時間の少なさはリバプール所属という格の高さと相殺しても懐疑的になる。格にこだわるあまり、実際にプレーしてこそサッカー選手であるという本質から逸脱している格好だ。現役選手としていい晩年を過ごしてほしいと思う。

 移籍は選手としての生命線。格を高める場であり、勢い、弾みをつけるまたとない機会になる。失敗すれば当然、勢い、弾みは失われる。代表選手を招集する際のポイントでもある。森保監督は、9月の代表戦(ウルグアイ戦、ベネズエラ戦)では「その時のベストメンバーを選ぶ」と言っているが、「ベスト」の定義のなかに、旬の選手をより多く加えてほしいものである。

著者プロフィール

  • 杉山茂樹

    杉山茂樹 (すぎやましげき)

    スポーツライター。静岡県出身。得意分野はサッカーでW杯取材は2026年北中米大会で12回連続。五輪も夏冬併せ9度取材。著書に『ドーハ以後』(文藝春秋)、『4-2-3-1』『バルサ対マンU』(光文社)、『3-4-3』(集英社)、『日本サッカー偏差値52』(じっぴコンパクト新書)、『「負け」に向き合う勇気』(星海社新書)、『監督図鑑』(廣済堂出版)、『36.4%のゴールはサイドから生まれる』(実業之日本社)など多数。

4 / 4

  • Googleで優先するソースとして追加

Googleの「優先ソース」について

キーワード

このページのトップに戻る