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1位・鈴木彩艶、2位に滑り込んだ中村敬斗...日本人選手の欧州移籍市場出世番付 降格したのは? (3ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Shigeki Sugiyama

【"後退した感"があるのは】

 代表選手以外では、NEC(オランダ1部3位)からPSV(同1位)に移籍した佐野航大に注目が集まる。移籍が叶わなかったマインツ(ブンデスリーガ)の兄・佐野海舟より、少なくとも選手としての格は上がったことになる。チャンピオンズリーガーとしての活躍も期待できる。

 同様に森保監督がワールドカップメンバーから外した佐藤龍之介も飛躍を遂げた選手になるだろう。FC東京からバレンシア(スペイン1部)へ。バレンシアにかつてのような勢いはないとはいえ、出場機会に恵まれれば、代表チームに加えなければならない選手としての格を備えたことになる。佐野航大、佐藤に関していえば、欧州市場より森保評のほうが辛めだったと言える。

 スラビア・プラハ(チェコ1部)からボルシアMG(ブンデスリーガ)へ期限付き移籍で加入した橋岡大樹、さらにはヘント(ベルギー1部)からボルトン(イングランド2部)に移った伊藤敦樹も成功組と言える。

 イングランド2部(チャンピオンシップ)は、リーグとしていまや侮ることができない序列になっている。レベル的にはもっぱらUEFAランクで4位、5位ぐらいには入りそうだと言われている。森下龍矢(ブラックバーン)、松木玖生(サウサンプトン)、岩田智輝(バーミンガム)、平河悠(ブリストル)など、そこでプレーする選手をどう格付けするか。そこに昨季までセルティックでプレーした旗手怜央(バーンリー)も加わった。この移籍も、けっして降格には見えないのである。

 アヤックスからクリスタル・パレスへ移籍した冨安健洋は、これまでの経緯を踏まえれば昇格というより、失地回復と言ったほうが適当か。

 現状維持と言えるのはワールドカップ出場組では鎌田大地(クリスタル・パレス)、伊東(ゲンク)、田中碧(リーズ)、町野修斗(ボルシアMG)、鈴木唯人(フライブルク)、瀬古歩夢(ル・アーブル)、渡辺剛(フェイエノールト)、佐野海舟(マインツ)など。ブレーメン(サウサンプトンからのレンタル)から、このほどセリエAのカリアリでプレーすることが決まった菅原由勢もこのなかに含まれるだろう。

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