サッカー日本代表の新しい顔となるか ワールドカップメンバー入りを目論むブンデスリーガ日本人選手たち (5ページ目)
塩貝健人
(ヴォルフスブルク/FW)
7試合出場/1得点0アシスト
今冬、20歳のストライカーは大きな決断をした。オランダのNECナイメヘンで十分な活躍を見せるなか、今夏のW杯出場を目指し、もうひとつ上のレベルに自分の身を置くことを選択したのだ。
ただ、ヴォルフスブルクで待っていたのは厳しい現実だった。ここまで途中出場を中心に起用されているが、チーム状況の悪さが加わっているとはいえ、7試合で1得点のみ。ブンデスリーガの舞台で結果を残し、一気に日本代表へという思いとは裏腹に、苦しい時期が続いている。
それでも、自身の武器のひとつである"走力"では存在感を発揮している。周りと比べてもプレッシングのスピードは段違いで速い。直近のハンブルク戦でも相手DFをスピードでぶっちぎるなど、ジョーカー的な存在としての能力は魅力的だ。これが先発でも常時見られるようになると、序列は大きく変わってくるだろう。
着実に自身のプレーを進化させている塩貝だが、今回の代表活動に呼ばれるかは、現時点では招集圏内ギリギリといったところか。上田綺世(フェイエノールト)や後藤啓介(シント=トロイデン)といった選手が結果を残しているが、そのふたりに続くストライカーないしはシャドーもできるストライカーが軒並み調子を上げていない現状がある。
彼の走力は森保ジャパンでも輝く余地があるため、チャンスはゼロではないだろう。あとは残りの試合でどれくらいの結果を残すことができるかが、ポイントになるはずだ。
著者プロフィール
林遼平 (はやし・りょうへい)
1987年生まれ。埼玉県出身。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることに。帰国後、サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、東京ヴェルディ担当を歴任。現在はフリーランスとして各社スポーツ媒体などに寄稿している。2023年5月からドイツ生活を開始。
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