【欧州サッカー】ニコラ・アネルカは不器用だけど誠実 ベンゲルは「不機嫌な男」の本質を見抜いていた (4ページ目)
【アネルカはとことん誠実だった】
ただ、ベンゲル(アーセナル)やケビン・キーガン(マンチェスター・シティ)との関係は良好だった。全方位に心は開かないが、信頼できる監督には全力で尽くすタイプなのではないだろうか。
「ニコラは日常のうっぷんを内に溜めるタイプで、何かの拍子に不満が爆発する。でも、根は正直で、とてもいいヤツなんだ」
ベンゲルの評価こそが、アネルカの人間性を表わしている。
立ちまわりがヘタクソで、正直すぎるがゆえに多くの敵を作る。しかし、ベンゲルやキーガンがメディアから責任を追及された時は、たったひとりで敢然と立ち向かっていったという。
人それぞれに性格がある。内向的なのだから、無理に明るく振る舞う必要はない。心を通わせた者に対して、アネルカはとことん誠実だった。
著者プロフィール

粕谷秀樹 (かすや・ひでき)
1958年、東京・下北沢生まれ。出版社勤務を経て、2001年
、フリーランスに転身。プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、 海外サッカー情報番組のコメンテイターを務めるとともに、コラム 、エッセイも執筆。著書に『プレミアリーグ観戦レシピ』(東邦出 版)、責任編集では「サッカーのある街」(ベースボールマガジン 社)など多数。
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