久保建英の今季のプレーを地元スペイン人記者が分析「シュートの精度は期待されているほど高くない」 (4ページ目)
【ベティス戦は足首の問題が影響か】
ベティス戦の久保は足首の問題が影響したのか、パフォーマンスは再びよくなかった。彼はまた、いつもと少し異なる役割を担っていた。
ラ・レアルは当初、久保を攻撃の起点にすると思われたが、シーズン序盤のアンデル・バレネチェアの目覚ましい活躍により、攻撃の大部分を左サイドに集中させるようになっている。これは今後、久保にとってプラスに働く可能性があるだろう。
左サイドで生まれた連係のおかげで久保は、ボールをフリーでもらうことができた。これによりダブルマークを受けず、ジュニオル・フィルポと何度か1対1の局面で対峙したが、この有利な状況を決定機に結びつけることはできなかった。
これらのプレーの多くは前半に行なわれ、後半の早い段階で1-2のリードを許した直後にチームは崩壊した。久保は後半21分に交代を余儀なくされたが、明らかなフィジカル面の問題を抱えながらピッチを去った。
この1週間ずっと足首をケアしながら過ごしてきた久保とラ・レアルにとって、次節マジョルカ戦は憂鬱なシーズンを好転させるべく、是が非でも勝利しなければならない重要な試合となる。
髙橋智行●翻訳(translation by Takahashi Tomoyuki)
著者プロフィール
高橋智行 (たかはし・ともゆき)
茨城県出身。大学卒業後、映像関連の仕事を経て2006年にスペインへ渡り、サッカーに関する記事執筆や翻訳、スポーツ紙通信員など、リーガ・エスパニョーラを中心としたメディアの仕事に携わっている。
【画像】久保建英のレアル・ソシエダほか 2025-26 欧州サッカー注目クラブ 主要フォーメーション
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