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遠藤航が語る「リバプール優勝の裏側」「日本代表のキャプテン論」 &盟友・冨安健洋との本音トーク (2ページ目)

  • 一ノ瀬伸●文 text by Ichinose Shin

 来季へ向け、リバプール残留か移籍かと、これまでにさまざまな報道が出ているが、司会者からの去就について質問されると、遠藤は「残る」ときっぱり。「出てけって言われたら......残る。契約があるからね」と言って観客を笑わせた。

 また、日本代表についてはワールドカップアジア最終予選の最終節、インドネシア戦を6月10日に終えたばかり。その最後の1戦を6--0の大勝で締めくくった。2023年から代表キャプテンを務める遠藤だが、この試合では久保建英(レアル・ソシエダ)がキャプテンマークをつけていた。

「(森保一)監督の意向です。久保選手にキャプテンをまかせてみたいと、僕のところにわざわざ来て伝えてくれた。僕も自分がスタメンで出るのにキャプテンじゃないのはどうなんだろうと思いつつも、監督が久保選手の成長に期待しているんだと感じているし、僕自身のことを監督は信頼をしてくれて、僕なら理解すると考えたうえで言ってくれているのかなと。だから自分も理解して託しました。

 年齢的にも立場は上のほうになってきてキャプテンをやってますけど、ひとりで何でもできるとは思ってないので、いろんな選手がキャプテンをやって、みんなが自立して、代表でプレーする責任感とかそういうものを感じてもらえればいいのかなと思っています。いろんな選手が『俺が引っ張っていく』という気持ちを持ったチームは間違いなく強くなる」

 そう明かした遠藤は、「これから登壇する人もキャプテンのポテンシャルを秘めていると思います」と前置きして、同じくプレミアリーグのアーセナルでプレーする冨安健洋を壇上へ招いた。遠藤と冨安はともに日本代表であり、ベルギー1部リーグのシント=トロイデン所属時はチームメイトだったつながりもある。

 まず冨安はケガで長期離脱となった今季について、「出場は(第7節の)サウサンプトン戦の5分だけで、まさかこんなシーズンになるとはイメージしてなかったです。でも、2月に手術をして、今は前向きに進んでいるところです。早くピッチに戻ってサッカーができるように頑張っていきたいです」と語った。

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