検索

ブンデスリーガで今季大活躍だった日本人選手たち 来季は上位クラブへステップアップ確実か (3ページ目)

  • 林遼平●取材・文 text by Hayashi Ryohei

【ケガで苦しいシーズンに】

伊藤洋輝(バイエルン/26歳)&三好康児(ボーフム/28歳)

 苦しいシーズンに終わってしまったのは、移籍1年目となった伊藤洋輝と三好康児だ。前者はバイエルン、後者はボーフムで活躍を期待されていたが、互いに負傷が続いて出場機会を失う結果に。新たな舞台での挑戦の1年だっただけに、悔しい形でシーズンを終えることになってしまった。

 伊藤は最初の負傷から復帰した後はチームへの順応を示しており、ピッチに立った試合では決して悪くないパフォーマンスを見せていた。二度目の負傷でシーズンを棒に振ってしまったが、チームのスタイルに対する理解度は見せただけに、来季はしっかりケガを治してレギュラー争いに加わってほしいところだ。

 三好はシーズン序盤は活躍を見せていたものの、調子が上がってきたタイミングで退場処分により2試合の出場停止を受けたことが痛かった。そこからはケガなどもありチャンスを得られず。15試合の出場に終わり失意の1年となった。来季の動向は気になるところだが、もし残留した場合は2部に降格してしまったボーフムを1年でブンデスリーガに戻す役目を担えるか注目したい。

著者プロフィール

  • 林遼平

    林遼平 (はやし・りょうへい)

    1987年生まれ。埼玉県出身。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることに。帰国後、サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、東京ヴェルディ担当を歴任。現在はフリーランスとして各社スポーツ媒体などに寄稿している。2023年5月からドイツ生活を開始。

【写真】堂安律、三笘薫からカズ、奥寺康彦まで 欧州サッカーで輝きを放つ歴代日本人選手『Over The Top』

3 / 3

キーワード

このページのトップに戻る