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久保建英は今季孤軍奮闘 スペイン人記者が示す驚愕のデータ「ケガをしなかったのは奇跡のよう」 (3ページ目)

  • ロベルト・ラマホ●取材・文 text by Roberto Ramajo

【ラ・リーガで2番目に多いファウルを受けた】

 質の高いボールを蹴ることができるセルヒオ・ゴメスと久保は本来、ラ・リーガのアシストランキングで上位に名を連ねなければいけなかった。しかし、今季はチームの決定力不足が顕著だ。それは前節ジローナ戦でも明らかで、久保のクロスに誰も合わせられなかった。

 また、久保はジローナ戦でタイトなマークを受け、特に後半動きを封じられていたが、彼がラ・リーガで2番目に多い66回ものファウルを受けている選手であることも忘れてはならない。その上にはヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)がいるだけである。久保が今季一度もケガをしなかったのは奇跡のように思える。

 ラ・リーガを代表するドリブラーである久保が、ファウルに苦しめられるのは普通のことだ。そのため、チームメートが彼のプレーをうまくサポートできなかったこと、イマノルが彼にもっと楽な状態でドリブルを仕掛けられるような戦術を組まなかったことが残念だ。もしそれができていたなら久保のシーズンは大きく変わっていただろうし、ラ・レアルのパフォーマンスもはるかにいいものになっていたはずだ。

 以上のことから、久保の今季のパフォーマンスは「悪くはなかった」と言えるし、「もっとできたはず。ワールドクラスの選手として期待されるレベルに達しなかった」とも言うことができるのである。

(髙橋智行●翻訳 translation by Takahashi Tomoyuki)

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著者プロフィール

  • 高橋智行

    高橋智行 (たかはし・ともゆき)

    茨城県出身。大学卒業後、映像関連の仕事を経て2006年にスペインへ渡り、サッカーに関する記事執筆や翻訳、スポーツ紙通信員など、リーガ・エスパニョーラを中心としたメディアの仕事に携わっている。

【画像・布陣】久保建英のレアル・ソシエダほか レアル・マドリード、バルセロナなど欧州サッカー今季注目クラブのフォーメーション一覧

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