旗手怜央がレアル・マドリード戦で感じた衝撃 林陵平が感嘆するグラスゴーのサッカー文化 (2ページ目)

  • text by Harada Daisuke

【バルベルデが想像以上に速かった】

 先ほど、レアル・マドリードと対戦した印象が強く残っていると話してくれましたが、やっぱり衝撃的でしたか?

旗手 かなり衝撃的でした。

 特に誰がすごかったですか?

旗手 正直、全員です。誰がとかではなく全員がすごかった。そのなかでも、強いて挙げると、フェデリコ・バルベルデとルカ・モドリッチ。彼らは本当にすごかったという言葉しかないですね。

 ピッチにモドリッチとかバルベルデがいると、ミーハーな気分にならないですか? すごい人たちだなって。

旗手 試合前に整列して並ぶじゃないですか。そこでティボー・クルトワがいた時には「でっかいなー」みたいな。そのあとに、いろいろと有名な選手がいるので、「すごいな」とは思いましたけど、試合開始の笛が鳴る前には、その気持ちがなくなり、戦うモードに切り替わりました。笛が鳴った瞬間はそうした憧れもなくなりましたね。

 いわゆるゾーンに入ったってことですよね。

旗手 そうですね。ゾーンに入りました。

 ピッチ上のバルベルデは、アスリートとしての能力もバケモノですか?

旗手 速かったですね。映像で見ても速いことはわかると思うんですけど、想像していた以上にめちゃめちゃ速かったです。加えて賢いので、出ていくところと絞るところの使いわけと、また攻撃でも少しテンポを上げるところと、落とすところも考えながらプレーしていたので、すごいなって。

 レアル・マドリードは今季、CLで優勝しましたからね。

旗手 そうですよね。「それは」ってなりますよね。

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