プレミアリーグベストイレブン 林陵平が選んだ「お値段以上」「全盛期を上回った」選手は? (2ページ目)

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【チームに与える影響が大きかった4選手】

――次に中盤です。何名になりますでしょうか?

 中盤は4名です。

――では、ひとり目をお願いします。

 アーセナルのデクラン・ライスです。とにかくもう「お値段以上ライス」でしたね。高い金額でウェストハムからアーセナルに来て、すぐ順応できるのかと心配されましたが、早速チームにフィットして年間を通してすばらしい活躍をしました。

 守備の部分は、アンカーでもインサイドハーフでも、前に潰しにいった時に奪いきる能力、インターセプトの能力が高いです。そして、奪ったあとに自分でボールを持ち運べるのも強みで、中盤にひとり置いておくと、2人、3人分の働きをしてくれます。

 メンタリティの部分もすばらしい選手ですし、チームに与える影響も大きいですね。

――続きまして、中盤のふたり目は?

 マンチェスター・シティのロドリです。

――これは文句なしという感じですかね?

 そうですね。僕はこのベストイレブンのなかでも、彼を最優秀選手に選出します。彼がいることによって、チームはゲーム全体をコントロールできますし、彼がいるかいないかで、マンチェスター・シティはまったく別のチームになります。負けた試合はロドリがいなかった。ボールの配球、守備時の全体のオーガナイズもすばらしいです。

 また、ゲームをコントロールする能力に加えて、大事な場面でのゴールも多かったです。ミドルシュートも含めて、本当にすばらしい活躍でした。

――では、中盤の3人目は?

 マンチェスター・ユナイテッドの、ブルーノ・フェルナンデスです。今季、マンチェスター・ユナイテッドは少し苦しいシーズンでしたが、そのなかでも彼はずっとピッチに立ち続けて、チャンスをクリエイトしました。ボールロストしないですし、前線にいいボールを配球してアシストも多かったです。

――中盤4人目、最後は誰でしょうか?

 アーセナルのマルティン・ウーデゴールです。今シーズンのキャプテンでした。とにかく、エレガントなプレーをする選手です。アイデアが豊富で、それを具現化する能力があります。彼の左足から出されるパスがすばらしく、シュートもたくさん決めて、チームの精神的支柱でもありました。

 また、エレガントでありながら、泥臭いプレーもできるのが彼の魅力です。

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