旗手怜央が日本代表で刺激を受けたふたりのボランチ 遠藤航と守田英正の「異なる特徴と個性」とは? (2ページ目)

  • text by Harada Daisuke

【多くの選手と密にコミュニケーションが取れた】

 大会ということもあって、多くの選手といつも以上に、密にコミュニケーションを取れたのも刺激になり、チームのためにという思いを膨らませてくれた。

 サッカーの話題では、自分にはない考えを持っている人と話す機会は、それだけで学びになる。

 キャリアについての話題になった時には、航くんが「自分もこの年齢でプレミアリーグに挑戦できたのだから、諦めなければ何があるかはわからない」との経験談に、あらためて自分の襟を正した。航くんの言葉を聞いて、「今の自分にはまだまだやらなければいけないこと、やれることがある」と思えたからだ。

 トミ(冨安健洋)とは、ともにケガからの復帰明けだったこともあり、トレーニングも含めて、一緒に過ごす時間が多かった。

 ウェイトトレーニングも一緒にやったが、トレーニングの内容、身体のケアも含めて感心した。自分も考えて取り組んでいるつもりだが、トミがいろいろな観点から物事や身体について考えている様子を間近で見る好機になった。

 日本代表が始動した時には、まだ負傷中だった(三笘)薫とは、一緒にトレーニングをする機会は少なかったけど、試合に向けた調整の仕方、トレーニングの頻度、さらには食事、プレミアリーグについてまでと、気を遣うことなく、ざっくばらんに話した。その時間は、どこか川崎フロンターレ時代を思い出して、懐かしくもあった。

 ケガから復帰して間もなかったこともあり、ボールタッチのフィーリングが戻ってきていない時期があったものの、その感覚が徐々に埋まるころには、スタメンで試合に出ている選手の牙城を崩して、自分もピッチに立ちたいという思いが自然と湧いた。

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