久保建英、VSデンベレで見せつけたい決定力&突破力 CL決勝トーナメントの見どころ (2ページ目)
【鎌田大地の出場機会に期待】
マンチェスター・シティに次いで推されているバイエルンはラツィオと対戦する。鎌田大地は直近の国内リーグ戦で、わずか10数分ながら4試合ぶりに出場を果たしている。相手は降格圏に沈むカリアリ。主力を次に控えるバイエルン戦のために休ませるためだったのか。逆に調子が上がってきた鎌田をバイエルン戦に使おうと、足慣らしをさせたのか。これまでの経緯を見るとあまり楽観的にはなれないが、CLの舞台で活躍すれば、選手としての可能性が広がることは確かだ。出場の機会が巡ってくることに期待したい。
レアル・マドリードと3番人気を分け合うアーセナルは、ポルトとのアウェー戦に臨む。
そこで心配になるのが、冨安健洋だ。アジアカップから想定外の早さでチームに復帰したまではよかったが、以降の2試合、試合に出場していないどころか、ベンチ登録にも入っていない。ケガなのか、アジアカップの疲労残りなのか定かではないが、この流れでいきなりCLの決勝トーナメントに出場するとは考えにくい。左右のサイドバックを中心にスタメンを飾る率が上昇していただけに残念である。
アーセナルといえば、日本人選手が所属するCL出場クラブのなかでも断トツ最高ランクだ。このクラスの選手をアジアカップに招集するべきか。もう少し議論があってもよかったのではないか。選手のCL出場こそが日本代表強化の近道であるとは筆者の見解だ。
2月14日、パリ・サンジェルマンと対戦するレアル・ソシエダの久保建英 photo by Nakashima Daisukeこの記事に関連する写真を見る つまり、レアル・ソシエダの久保建英は、日本人で出場が確実視される唯一の選手になる。相手はPSG。PSGといえば、同じくアジアカップに出場した韓国のイ・ガンインの名前が出てくる。ともに2001年生まれの22歳。左利き、前所属クラブがマジョルカである点でも一致する。久保が2シーズン前、レアル・ソシエダ入りしたのに対し、イ・ガンインがPSG入りしたのは昨シーズン。マジョルカを早く卒業したのは久保だったが、急な昇りの階段を上がったのは卒業が1年遅れたイ・ガンインだった。
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