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久保建英が「ティキ・タケ」と称賛される理由。2戦連続MOM、レアル・ソシエダのサッカーを象徴する存在になった (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • 中島大介●写真 photo by Nakashima Daisuke

 久保は最後までピッチに立ち続けた。唯一、チームを危うくせずに勝たせられる存在と認められているのだろう。バスクダービー後の久保は英雄視されつつあるだけに、要求も高くなる。

 久保は過去リーガ・エスパニョーラに挑んだ日本人選手たちと比べると、信じられないような高いステージに立っている。自身最多のシーズン4得点にも並んだ。残り17試合、二桁も十分に狙えるだろう。

「ティキ・タケ」

 新しいリズムの誕生だ。

著者プロフィール

  • 小宮良之

    小宮良之 (こみやよしゆき)

    スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。

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